晩婚化が進み、離婚も多くなった現代では40代〜50代の女性も独身という状態が昔ほど珍しくありませんよね。
同じアラフィフ・独身でも自由な時間を謳歌している人もいれば、独り身の不安を感じている人もいます。
今回は、そんなアラフィフの独身女性がどのようなことに悩み、自分の人生を楽しんでいるのかまとめてみました。
この記事の目次
独身のままの3つの理由とは?
50代に差し掛かって独身を貫いているのには様々な理由があります。ここでは、アラフィフの独身女性はなぜ結婚していないのかという点について迫ってみました。
理由1:離婚経験後、出会いがない
若い頃に結婚していたもののうまくいかず離婚し、そのまま独身というパターンは多いです。
例えば20代後半で結婚・子供を産んで離婚してしまうと子供が成人するまではとにかくバタバタしますよね。
子供を育てるために自分の恋愛にあてる時間がない人が多いのが現実です。
ようやく子が独り立ち…という段階になって、気がついてみるとアラフィフだったというわけです。
理由2:恋愛が苦手・経験が少ない
なかなか恋愛に積極的になれずそのまま自然と独身でいることになったという人もいます。
男性からアプローチすることが多いとはいえ、女性側も出会いを求める姿勢があってこそ恋愛は成り立つ場合が多いです。
職場と家の往復だけを毎日繰り返していたり、地方で人の少ない場所で暮らしているとなかなか異性と出会えません。
アラフィフで一度も結婚しなかったという人の中には、恋愛に消極的な面がありそうです。
理由3:結婚したいと思っていない
そもそも、自分の人生において結婚することが重要とは考えていない人もいます。
誰かと暮らすことで雑多な家事が増えたり、近所や親族の付き合いがあるのが煩わしいという気持ちも分かりますよね。
また、仕事に全力を注ぎたいので結婚はしないと決めている人もいます。
こういった考えを持つ人は、独身でいることで悩みを感じることがあっても迷いはないと言えるでしょう。
一人でいる不安とはどんなものか?主な悩みは3つ
若い頃の独身とはまた違った不安を感じることもあるアラフィフ女性。ここでは、彼女たちは一体どんなことで悩んでいるのか考えてみました。
悩み1:老後も一人でいる不安
今は自由な時間を満喫していても、自分が動けなくなるほど老いた時に一人でいるのは不安と考える人は多いです。
さらに、収入が老後の貯蓄をできるほど余裕がない場合も「やはり誰かと暮らした方が安心なのだろうか」と思うことも。
若い頃やアラサーで独身の場合も不安を感じることはありますが、老後のことまではまだ想像しづらいですよね。
こういった悩みは、自分の体力に変化を感じやすいアラフィフならではとも言えるでしょう。
悩み2:親の介護はどうするのか
もしアラフィフ独身女性が一人っ子の場合、親の介護はどうするのか?と不安に感じることもあるようです。
兄弟や配偶者がいれば、親を介護しなければならない場面になっても多少分担できたり、悩みを相談できるという安心感があります。
しかし、残された家族が自分一人となるとそうはいきません。
一人で両親を介護するとなると、精神面や金銭面での負担は大きいものとなります。
こういった点も親が老いていく姿を目の当たりにする年代ならではの不安ですね。
悩み3:気になる周りの目
自分では「独身のままが良い」と考えていても、周りの目が気になる時もあるのが人間というものです。
自分のことを深く理解してくれる家族や友人は良いですが、心ない人からの批判を受けることもあります。
「いい歳して独身なんて、何か問題があるのでは」
「独り身で寂しい人生だね」
このようなひどい言葉は、もちろん独身女性が気にするべきものではありません。
自分のことを理解してくれる人の言葉を受け取れば良いのです。
しかし、こうした周りの目を時に気にしてしまい、自分の思うように日々を過ごせないというアラフィフ女性もいるのが現実です。
アラフィフ・独身はこんな風に人生を楽しむ!その例は4つ
それでは、様々な悩みがある中で、アラフィフ・独身女性はどのような方法で人生を楽しんでいるのでしょうか。
そこには、独身だからこそできる自由で優雅な時間があるんです。その例を紹介しましょう。
例1:趣味や習い事を存分に楽しむ
自分で働いて得たお金は自分の好きなように使い、時間も自由に使う。
既婚者では難しいこの生活ができるのは独身の大きな魅力でもあります。
・趣味や習い事に情熱を注ぐ
・好きな芸能人の追っかけをする
・気ままに旅行に行く
独身時代はできていたこうした事柄は、結婚した途端にできなくなる人が多いのが現実です。
お金を家族のための生活費にあてなければなりませんし、もし金銭的に余裕があっても自分のためだけの時間が限られるという人も多いでしょう。
また、アラフィフできちんと仕事をしてきた人であれば金銭的に若い頃より余裕があったりするものです。
独身であれば自分のためにお金が使えるので、趣味はもちろんバッグや洋服などの持ち物も既婚の人より良いものが持てますよね。
こうした自由さは独身の最大の魅力でもあります。
例2:仕事に全力を捧げる
家族にとらわれることなく仕事に力を注ぐことができるのも独身・アラフィフ女性の大きな利点です。
男女平等とは言われていますが、出産できるのはもちろん女性だけですし、さらに育児の大部分を任されてしまうことが多いのが今の日本の現実です。
結婚したばかりの頃は「子供ができても仕事は頑張ろう」と考えていても、いざ出産するとその大変さに以前の希望通りにいかないこともあるんです。
その点、独身であればこうした壁はありません。
アラフィフで独身を通してきた女性の中でも、特に正社員として真面目に働いてきた人は産休や子育てを優先してきた人と比べて仕事の面において有利な面があります。
仕事をする人が人生の生きがいな人にとって、独身であることは武器になるとも言えますよね。
例3:計画的に貯蓄を行える
配偶者がいて子供もいて…と結婚した女性の場合は、イレギュラーな出費が増えるというリスクがあります。
例えば自分が健康で過ごせていても家族が大きな病気にかかる場合もありますし、何より子供を育てていくにはたくさんの資金が必要になります。
自分のことは自分でどうにかする、という独身女性はその分突発的な出費も少なくなるというメリットがあります。
計画的にお金を使うようにすれば、毎月の貯金も安定的にできることが多いでしょう。
老後に備えて基盤を整える余裕ができますね。
例4:アラフィフならではの出会いの場へ赴く
「アラフィフにもなると、なかなか出会いの場がないのでは」と考える人も多いですよね。
確かに、20代・30代で参加していたのと同じ合コンや婚活パーティーといった市場には顔を出しづらくなる部分もあります。
しかし、アラフィフ・独身女性には彼女たちならではの出会いの場もあるんです。
特に狙い目なのは趣味を通して異性と出会える場所。
・健康のためのランニング・ジョギングのサークル
・男女がペアで踊るようなダンスサークル
こうした男性の集まりやすいコミュニティの中でも『同じ年代の人が集まる場所』を選べばアラフィフであっても無理せず自然体で異性と接することができます。
何も若い頃と同じ場所で良い男性を見つけようとすることはないのです。
今の自分に合ったところを見つけることで、気の合う男性と出会う確率も高まります。
アラフィフならではの人生の楽しみ方を!
いかがでしたか?
アラフィフで独身というとメリットは少ないのでは?と思われがちですが、そんなことはありません。人生の捉え方は人それぞれです。
ポジティブに考えれば、自分だけの人生の楽しみ方を見つけ出せるのですね!